2021.09.17
こんにちは!
ヘッドセラピストの佐々木です!
今日は脱毛症の種類と原因についてお話しします。
慢性的になっていたり最近気づいてお悩みの方に、少しでも改善していただけるよう、参考になればなと思います!
・単発型の円形脱毛症・
円形、もしくは楕円形の脱毛が1ヶ所に起きます。大きさはまちまちで中には自分で気づかないうちに自然に改善することもありますが、人によっては脱毛範囲が拡大したり、多発型になることもあります。
・多発型の円形脱毛症・
2ヶ所以上に円形、もしくは楕円形の脱毛が起きます。単発型よりも自然に回復しにくいと言われています。
・蛇行型の円形脱毛症・
後頭部、側頭部、生え際に帯状の脱毛が起きます。
・全頭型の円形脱毛症・
多発性円形脱毛症が頭部全体に拡大し、脱毛部分が重なることで頭髪がすべて抜けてしまいます。
・汎発型の円形脱毛症・
頭髪だけではなく、まつげや眉毛、その他の体毛にまで脱毛が起きます。
単発性以外は、すぐに病院に行き早めの治療をオススメします。
円形脱毛症の原因として近年有力視されているのが、「自己免疫疾患」です。
毛根を異物と間違えて攻撃してしまうために発症すると考えられており、その激しい攻撃により毛根が傷んで、元気な髪の毛でさえ突然抜け落ちてしまうのです。しかしなぜその様な異常が生じてしまうのかは、まだ明らかになっていません。
橋本病に代表される甲状腺疾患、尋常性白斑、SLE、関節リウマチ、あるいは重症筋無力症などの各種自己免疫疾患と併発する場合があります。特に、甲状腺疾患は約8%、尋常性白斑は約4%の患者が、円形脱毛症を併発していると言われています。
免疫機能の異常を発生させる要因
・アトピー素因
円形脱毛症患者の40%以上がアトピー素因を持つと言われ、深い関連があるとされています。
・遺伝的要因
円形脱毛症患者の約8.4%に、同じ病気を抱えている家族がいると報告されています。
・出産後の女性ホルモン値の変化
多くの場合は頭髪全体のボリュームが減る産後脱毛となりますが、このときに、円形脱毛症になることがあります。さらにアトピー素因を持つ場合、それが加速されやすいというデータもあります。
ホルモンバランスだけでなく、育児の忙しさによる食事の偏りや出産のストレスが原因になることもありますので、産後の抜け毛には特に気をつけることが大切です。
・疲労や感染症などの肉体的・精神的なストレスや体質的な素因
ストレスが強すぎたり長く続いたりすると、交感神経に異常をきたします。その結果、血管を収縮させ、頭部への血流が悪くなり、毛根への栄養補給が行き届かなくなって脱毛が引き起こされると考えられます。
ヘッドスパでは血行促進効果やリラックス効果により副交感神経を誘発します。
特にストレスが原因の方は交感神経が優位になっておりますので、ヘッドスパで副交感神経を優位にし、自立神経を整えるのも円形脱毛症の予防になるかと思います。
なかなかセンシティブな話題ではありましたが、いつ誰に起こるかわかりませんので、お悩みの方の何か参考になればと思います。
ヘッドスパリスト
佐々木実佳子